治療ブログ

2022.10.22

歯ブラシの仕方

歯ブラシの仕方です。

歯ブラシを用いたブラッシングには、口の中の付着物の効果的な除去、歯茎マッサージなどの目的に合わせたさまたざまな方法が考案されています。
主に歯ブラシの毛の使用部位により「歯ブラシの毛先を使ったブラッシング方法」と「歯ブラシのわき腹を使ったブラッシング方法」に分類されます。

まずは歯ブラシの毛先を使った方法です。その代表的なものを紹介します。
スクラビング法とバス法です。

☆歯ブラシの毛先を使ったブラッシング方法

①スクラビング法
スクラビング法とは、歯や歯肉に対して歯ブラシを直角に当てて、横に小刻みに動かす磨き方です。
毛先を歯と歯の間に入れて磨くことで、歯間部もよく磨けます!
この磨き方は動かし方が簡単で清掃効果も高いため、子どもから大人の方までオススメできます!

a.適応
・良好な歯茎の状態維持
・軽度の歯肉炎
・歯並びが悪い
・矯正してる方
・歯茎が下がっている
・知覚過敏

b.特徴と留意点
・操作が容易で歯と歯茎の境目、歯と歯の間、噛む面の歯垢除去効果が高い。
・毛先を使用したブラッシング方法として一般的によく指導されている。
・ストロークが大きくなると水平方向になるので気をつける。

c.毛の硬さ、歯ブラシの選択
・やわらかめ〜ふつう
・三列植毛
・歯肉炎や知覚過敏がある場合は軟らかい歯ブラシ

②バス法
バス法とは、歯ブラシの毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当てて、歯周ポケットの中に毛先を入れて細かく優しく磨く方法です!
歯周ポケットの中の汚れを掃除できることと、歯肉のマッサージ効果があります。
歯周病や歯肉炎でポケットが深い所や出血、腫れている歯肉のケアに向いています。

a.適応
・歯茎が腫れている出血している
・痛みがある
・深い歯周ポケットがある

b.特徴と留意点
・歯と歯茎の境目や歯周ポケットの歯垢除去に効果がある。
・歯と歯茎の境目に歯ブラシの毛先をあてることと振動を与える操作が難しい。
・誤った操作は歯茎を傷つけるので注意する。
・歯茎マッサージの効果は大きい。腫れの軽減が見られたら他の方法へ移行していく。

c.毛の硬さ、歯ブラシの選択
・とてもやわらかい〜やわらかめ
・1.2列植毛、テーパード毛
・痛みや出血がある場合は超軟毛歯ブラシ。経過を見ながら硬さを変えていく。

歯ブラシの仕方は文字だと少し分かりにくいと思います。実際に歯科医院に受診し、見てもらうことがです。

TEL:03-5990-2835 初診専用WEB予約
TOPへ戻る TOPへ戻る