治療ブログ

2023.04.14

第一大臼歯(前から6番目の歯)の虫歯は親のせい?

今回の題材は日本人特有である、定期的に歯科受診する割合が低いことが影響している話です。

大人の歯は生えてから成熟するまでの時間が2-3年かかります。

その期間は幼若永久歯と呼び、虫歯になるリスクが高い状態です。

歯はおよそ3歳頃に乳歯が生え揃います。その後、大体6歳で永久歯と入れ替わり始め親知らず以外の永久歯は12歳頃に生え揃います。※歯の入れ替わりの順番は前から順番ではありません。 

ご自身の口の中を見てみてください!!

第一大臼歯と呼ばれる、前から数えて6番目の歯に銀歯など虫歯の治療がされていませんか?

私は大学の講義で「第一大臼歯の虫歯は親のせいです」と先生が言ったことを今でも覚えています。

なかなかにパンチ力のある言葉だったからだと思いますが、今では改めてその通りだなと感じます。

では、その理由を説明しましょう。

小児の口腔内清掃には仕上げ磨きを必要とします。 それは子供が自分で行う歯ブラシだけでは清掃不十分だからです。

第一大臼歯は6歳ころに生えるため、親が仕上げ磨きや歯医者に定期的に通う等が出来ていなため虫歯になってしまった。

「6番目の歯の虫歯は親のせいです」という理論になるのです。 定期的に歯科医院に受診し、口腔内を整備すると同時に自分の体のことを知ることも大事だと考えます。

定期的な歯科受診をこころがけましょう

萩野 貴磨

TEL:03-5990-2835 初診専用WEB予約
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