インプラント治療とは、歯を失ったところの顎の骨に人工の歯根（インプラント体）を埋め込み、その上に被せ物を装着して歯の機能を回復させる治療法です。周りの歯に負担をかけずに自立するため、入れ歯やブリッジのように健康な歯の寿命が縮まることはありません。

当院では、より良いインプラント治療を目指して、次のように取り組んでおります。

GBR法は、骨の高さが足りない場合に行われる骨誘導再生療法とも言われます。
自家骨あるいは骨補填材という人工骨を移植して、メンブレンという特殊な膜を歯肉と混ざらないように被せて行います。
このメンブレンには吸収性の膜を使用しているため溶けてなくなります。
メンブレンの内部で骨が再生され硬くなり骨を増やして再生されて安定をさせる治療法です。

サイナスリフトは上あごの骨の厚みが5mm以下のときに行われる骨造成術です。
歯槽骨の吸収という現象から空洞が拡大し十分な量の骨がないときに上顎洞に骨補填材を充填させ骨が出来上がるのを待ってインプラントを埋入する方法です。

サイナスリフト同様に上顎の骨を増やすための治療法です。
サイナスリフトは5mm以下ですが、ソケットリフトは5mm～9mmの場合に対して行います。
サイナスリフトよりも外科的侵襲が小さく細菌感染のリスクの低い治療法です。

インプラント手術では通常局所麻酔を行ったうえで行うため、痛みは少なく治療ができますが、手術の恐怖や緊張などのリラックスした状態で行いたい、眠っている間に終わらしたいときは静脈内鎮静法の併用をおすすめしています。

当院では日本麻酔歯科学会の麻酔医が在籍しており、より患者様に負担なくかつ安全に安心してインプラントが行うことができます。
当院のインプラント治療では痛み少ないことはもちろん腫れや術後にも配慮した治療を行っていますのでまずはインプラントのご相談にお越しいただき詳しくご説明しております。

静脈内鎮静法について

インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの歯茎に炎症が起きた状態です。インプラント体は人工物のため、むし歯になったり炎症が起きたりすることはありませんが、周りの歯茎には歯周病のような症状が現れます。

インプラント周りの汚れを丁寧に取り除けていないと、歯垢が溜まることで歯周病菌が毒素を出して歯茎に炎症を引き起こします。炎症を繰り返して歯茎が退縮すると、インプラント対を支えられなくなって脱落する可能性も否定できません。

3～6ヶ月に1回のペースでメンテナンスを受けつつ、ご自宅でセルフケアを徹底していただくことが大切です。

当院ではインプラント治療において難症例のインプラント治療のご紹介も受けておりますのでインプラントをお願いしたい歯科医院様がありましたらご相談ください。