治療ブログ

2022.11.17

舌の色で口臭チェック(舌苔について)

自分の口臭って気にしたことありますか?

簡単にできる口臭チェックと対策方法のお話です。
大事な商談や大切なデートなど、ここ一番の場面で気になる口臭。
でも自分の口臭は、自分自身では気づかないことが多いようです。
ただ、他人の口臭はけっこう敏感に反応してしまうものです。
知らず知らずのうちに周囲に臭いを放っていることも…


舌の色は?
最も簡単なテストの1つに、舌の色を確認する方法があります。
舌苔と呼ばれる舌表面に付着した汚れは口臭の大きな原因となります。
もしピンク色であれば、舌苔は付着してないので、おそらく大丈夫です。
もし黄色や白の場合、細菌が残っていて匂いの原因になっている可能性があります。

*スプーンでチェック
スプーンで舌の裏をこすり、そのあとに匂いを嗅いでみましょう。良い匂いがしない場合は、口臭の可能性が高いです。

匂うと感じたら!原因はどこにある?

口臭の原因は大きく分けると
1口腔内の問題
2消化器官(胃など)の問題
3心因性

1は虫歯や歯周病、口腔乾燥による細菌の繁殖、舌を含む口腔内の汚染などが原因となります。

2は食べた物や胃潰瘍など消化器官の問題で口臭に繋がります。

3は実は世の中に一番多いと言われていますが、口臭は実際にはないのですが自分ではあるのではないかと凄く心配になってしまう状態。
自分自身では口臭があると思っていても本当は臭くないケース。

とにかくまず最初に気にするべきことは「口臭の原因になる病気がないかどうか」です。
虫歯や歯周病などがあれば治療することで環境を整えましょう。
胃など全身的な疾患があればその診断および治療が必要です。

では、それ以外では・・・
水分をあまりとらないと口の中が乾いた状態になり、雑菌が増えやすいです。
口が開いている口呼吸になりやすく、口の中が乾きやすくなります。
緊張やストレスも同じように唾液は自律神経系で支配されているため、ストレスがかかっている状態や緊張状態ではサラサラした唾液が出にくくなり、結果として口腔内の乾燥が起こり口臭に繋がります。
生理的な口臭は原因が一見わかりにくいものが多いです。

それでは、口臭を防ぐ簡単な方法アレコレを紹介します。
唾液の分泌を増やし口内の酸素を増やすことが、口臭予防とその改善の最重要ポイントです。

「うがい」
うがいをして口のなかを潤すことは、口臭を防ぐとても簡単な方法のひとつ。
うがいに使用する含嗽剤はご自身に合うもので良いと考えます。

「タブレットやガムで」
タブレットやガムも、唾液が出やすくなり口臭予防に繋がります。
また、何か別の良い香りでイヤな口臭を覆い隠す『マスキング効果』を発揮できる可能性もあります。

「舌を磨く」
舌ブラシなどでキレイにケアしましょう。
ちなみに、過剰に磨き過ぎると唾液分泌が減ってしまったり舌を傷付ける可能性もあるので注意しましょう。

舌に関しては歯科医師の中でも清掃をすすめる派と、正しい清掃が出来なければ舌の粘膜が傷つき細菌が繁殖するため逆効果を及ぼす可能がある事や、舌は口蓋(上顎)と食事や会話で擦れて自浄作用がある事を考慮して、清掃はすすめない派で分かれるためかかりつけの歯科医院でまずは相談してみると良いと思います。

萩野 貴磨
TEL:03-5990-2835 初診専用WEB予約
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